スーパーでも見かけることがあるHACCP認証マーク

HACCPはHazard・Analysis・Critical・Control・Pointの頭文字をとってつけられた衛生管理の手法で、安全に製品を製造するために構築されたもので、日本語では危害分析重要管理点と直訳されています。

世界保健機構と国連食糧農業機関の合同機関の、食品規格委員会が各国に推奨しているシステムで、日本だけでなく世界中で義務化されており、国際的な基準となってきています。日本でも義務化されることになり、HACCPの認証を受ける企業が多くなってきており、認証機関には各種団体や審査機関があり、製造する企業の規模や食品によっても異なります。

厚生労働省にも認定制度がありますが、全ての食品が対象ではなく、はんぺんやかまぼこなどの魚肉練り製品や缶詰やレトルト食品等の容器包装詰加圧加熱殺菌食品、清涼飲料水や乳・乳製品等に限定されています。中小企業でも取得しやすいのは、地域の自治体が独自の基準によって定めた地域HACCPと呼ばれるもので、東京都食品自主管理認証、みやぎ食品衛生自主管理登録等があります。

業界団体でも認証しており適用範囲はその業界に限られますが、(社)日本食肉加工協会や全国菓子工業組合連合会等が認証を行っています。他にも民間の認証審査機関があり、それぞれに認証マークも異なっています。スーパー等でもすでに見かけることが多くなったので、安全に管理しながら製品を作っている企業だと消費者は考えることができます。

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