HACCP(ハサップ)は食品の品質管理に重要です

<HACCPは食品衛生法の改正によって誕生しました>平成30年6月、食品衛生法の一部が改正され、これまで以上に食品に関する品質管理のグレードが上がりました。

換言すれば、これまで以上に高度な品質管理を実践することが、法律の一部改正によって義務付けられたのです。食品は私たちの口から摂取され身体をつくる基になるだけでなく、私たちの毎日の健康を支える大切なエネルギー源でもあります。今回の法律改正は、まさしく時代の要請に応えた時宜を得た措置であると考えられます。<HACCPによって何がどう変わるのでしょうか>品質管理を実践すると言っても、実践する主体の規模や業種・特性などは千差万別です。

したがって厚生労働省では、規模や業種にマッチした「手引書」を関係団体に作成させています。これはホームページからダウンロードが可能になっており、部分的に手直しをすればそのまま利用することも可能なほど完成度が高いもので、事業者の利便性を考慮した苦労の跡がどこかしこに見受けられます。また、全国各地ではHACCPに関する講演会・講習会などが開催されています。

業界団体主催のものに参加をされ、同業者と同じレベルの品質管理を実践していけば大きな間違いが起こることは少ないと考えられます。<HACCPの基本は問題点を見つけだすことです>品質管理の基本は、リスキーと思われるポイントを見つけ出し、そこを重点的に管理することにほかなりません。HACCPの頭文字がそれを物語っているとも言えます。大企業であっても、小規模企業であっても、リスキーなポイントは存在するはずです。そこをいかに効率よく潰していくか、それが品質管理の基本と考えられます。

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