チームワークが大切なHACCP

何か対策をするときには、担当者が決まって全責任を負わされることがありますが、HACCPではチームが重要と考えられています。

組織全体で取り組むというマネジメントシステムの根幹にある考え方です。そのため手順の一番最初がチーム編成となっています。HACCPチームは、さまざまな食品に対する危害要因の除去を行うために活動を行います。12に分かれた手順を一つずつクリアすることで、全体的な対応が可能となります。このようにチームで取り組むことによって、個人では見えなかった部分が見えるようになり、漏れがなくなります。

そして足りない部分をお互いに助け合いをするようになります。HACCPでは継続的な改善が必要と考えていて、組織全体で行うことで社外に対する評価を高くたもつことができます。誰に聞いても同じ答えが返すことができる点や同じ方向を向いて活動している姿勢が信頼を得られるようになります。HACCPを導入した企業でアンケートをすると、多くの従業員が良い評価をしていることがわかります。

それまではなんとなく実施してきた活動に、それで良いことが明確にわかり、評価されていることがはっきりします。社外からの苦情が減ることやクレームへの対応が短時間で済むことなども良い点として考えられています。このような意識の変化が、組織の継続的な改善に繋がっていきます。その結果として安全な食品を提供するということで顧客にも還元されます。

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