たくさんの種類がある!センサーなどを活用した温度計

温度計として、最も基本的なものは「アナログ温度計」があります。

この装置は2種類の熱膨張率が異なる合金であるバイメタルが、温度変化により曲がる特性を利用したものです。一般的には、渦巻状のバイメタルを搭載し、その巻き具合によって針を動かします。その他には、「アルコール温度計」があります。この場合は、液体の熱膨張率を利用しています。その材料としては、熱膨張率が安定しているアルコールや水銀・灯油・軽油などが用いられています。「デジタル温度計」は、サーミスタというセンサーを用いている事が特徴です。

サーミスタというセンサーは、半導体でできていて、温度により電気抵抗が変化するセンサーです。電気抵抗が変化するということは、電流の流れやすさが変わるため、サーミスタ両端の電圧が温度によって変化します。この装置が最も利用されるのは、パソコンなどの内部の温度管理です。この装置のおかげで、温度が上がると自動的にファンが回るなどのシステムが確立されています。最後に挙げられるのは「放射温度計」です。

このタイプは物体から放射される赤外線エネルギー量を検知して、赤外線の量から温度を測定します。このタイプは、部屋の温度を図るようなタイプではなく、非接触で物体や液体などの温度を測るのに利用されます。感音部については、サーモパイルを応用した非接触型の計測装置です。サーモパイルとは、熱エネルギーを電気エネルギーに変換するタイプのセンサーです。

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