湿度計のセンサーとは

湿度計のセンサーとは、湿度を検知するための装置です。

別に湿度計に限らず、世の中には様々なセンサーが使われており、分かりやすく言えば人間の五感の代わりをする装置ということになります。ただ、人間の五感も全てがそこまで高制度なものではなく、特に湿度に関してははっきり言って人間の感度は鈍いでしょう。何となくじめじめしているから湿度が高いとか、どうも最近は空気が乾燥していて喉を傷めやすいようだというくらいのことは分かっても、今の湿度は30%程度かなとか、いや30%ではなく35%はあるなどといったレベルで湿度を感知できるような人はまずいないでしょう。

温度の場合は30度と35度の違いは普通は分かるでしょうから、やはり感度に差があることになります。これが機械にも検知できる湿度計センサーとなると、実は人間の感度を簡単に上回ります。多くは時計や温度計などと一体型になっていますが、室内の湿度をデジタル表示できる機器もごく普通に販売されており、パーセント単位で湿度を表示していることからもそれは明らかです。

なお、一般に湿度というと相対湿度のことを指し、その温度での水蒸気の飽和状態と比較してどれくらいの水分が空気中に含まれているかの割合で表します。つまり、単に水分量だけを測定しても不十分で、その時の気温も同時に測定できる仕組みを備えていなければなりません。温度計と一体型になっている機器が多いのはまさにこの理由があるからです。

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